おひさしぶりです。レッドです。
昨年10月にしたインタビューの原稿がようやく完成しました。
ご紹介が少し遅くなりましたがぜひ読んでください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
インタビュー 2013年10月
みなさん こんにちは。イエローです。今回はレッドとともに
ひまつぶしで事務のお仕事をされている宮坂ひろしさん、戸津ありささんにお話を伺ってきました。
お二人は電動車いすを利用しています。
イエロー 最初に自己紹介をお願いします。
宮坂さん 25歳、帝京大学で外国語、主にドイツ語の勉強をしました。
戸津さん 26歳、専修大学、大学院で ウェブデザイン専攻です。
ひまつぶしの前に 1年間事務の仕事の経験があります。
イエロー ひまつぶしで働くことになったきっかけを教えてください。
宮坂さん 就職活動は在学中からしていて、卒業後も1年半くらい、していました。
繰り返しているうちに ひまつぶしから 話を頂きました。
仕事をするのは ひまつぶし が初めてです。 今年(2013年)の4月から 働いています。
戸津さん 大学院卒業後、1年間、事務の仕事をしていました。
縁があって ひまつぶしから お誘いいただきました。今年4月から こちらで働いています。
イエロー どんなお仕事をされているんですか?
宮坂さん 入力の仕事と、広報「ひまつぶ誌」の作成を主に行います。予定表入力、などです。
戸津さん 入力作業、まれに事務関係の書類を作成することもあります。
広報作成では 毎回内容が変わるので楽しんでもらえるよう、題材探しや 工夫することに力を入れています。
レッド おふたりが担当されるようになってから広報、変わりましたよね。
宮坂さん 利用者として長いので、利用者目線で楽しめるものをと心がけています。
戸津さん 自由にやっていいと言われているので、毎回どうしようかなと考えるのが楽しいです。
真剣に取り組んでいます。
イエロー 週に何日勤務ですか?
宮坂さん 週2日(水、木) 4時間勤務、休憩1時間です。
戸津さん 週3日(月、土、木) 4時間勤務、休憩1時間です。
イエロー 週2回仕事に通うことは 体力的、精神的に いかがですか。
宮坂さん 大丈夫です。
イエロー ここでの仕事を経験してどうですか?感想をおしえてください。
宮坂さん 知識を交換することで PCの技術面が上がりました。
気さくなスタッフが多くて 自然体で仕事をしています。
仕事の量は結構たくさんあります。
やりがいもあるし楽しいです。
戸津さん 他のスタッフと 全体で仕事をしていると感じます。
毎日が新鮮で仕事が終わってから「お疲れ様です」といえるのが楽しいです。
今まで自宅勤務が多かったので1人でやっているのとは違います。
つながりがあって。
ここでは かたひじ張らず、仕事に打ち込めて 毎日が楽しいです。
「こんなにやらせてもらえて」という気持ちがあります。
お給料はどんなことに使っていますか?
宮坂さん そうですね、月に1回くらい、ライブに行きます。
レッド ライブ、いいですね~。どんなジャンルのライブですか。
宮坂さん ロックバンドが好きです。
イエロー 将来の夢はありますか?
戸津さん 仕事ができる人間になりたいです。
宮坂さん このたび 一般就労が決まりまして、来月(2013年11月)から 六本木まで 週に1日通勤します。
そこでの仕事を 頑張って いきたいと思います。
レッド よかったですね。どんなお仕事ですか
宮坂さん IT関係です。たまたま ここで紹介してもらいました。今までの経験も役に立ちます。
イエロー 自分たちと同じ境遇の後輩にアドバイスがあったら教えてください。
宮坂さん 諦めずに続けることですね。就職活動は大変です。
レッド 長く就職活動をされていたんですよね。
宮坂さん 在学中からしていました。
自己アピールしてもわかってもらえないこともあります。
どうしても不可能なこともあるので。
会社側の受け入れ態勢とか…。理解されるのが難しいと感じます。
戸津さん いろいろな働き方があると思うんです。たとえば障がい者雇用で一般企業に勤めるか、勤めるにしても 通うのか、在宅か・・・
また今のように 障がいに理解のある所で関わらせてもらうとか。
週5日ではなく 自分の体調、病状と相談しながらいろいろな方法があると思うので、
まずは自分の生活環境に何があっているのか考えて。
無理をすると体に来るので。
その中で探せば 何かめぐり合いもあると思います。自分がどのような状況なのか考えた上で 進んで欲しいです。
イエロー&レッド ありがとうございました。広報楽しみにしています。頑張ってください。
~お二人のインタビューはここまでです。
ひまつぶしの広報誌は 「ひまつぶ誌」という、ネーミングも素晴らしいです。
郵送等でレスパイト会員のお手元に届きます。
現在(2013年11月)、69号まで発行されていて、イエローも 毎号読んでいます。
誌面の記事を通じて、 宮坂さん、戸津さんが広報誌作成に関わっていることは
知っていましたが、今回のインタビューで 初めてお目にかかることができました。
お話を伺いながら、 お二人が 仕事に対して意欲的に取り組んでいることが
よくわかりました。
今後も「ひまつぶ誌」を読むことがますます楽しみです。
このあと、レッドがひまつぶし長野さんにお聞きしました。
レッド ひまつぶしで、戸津さんと宮坂さんにお仕事をお願いするまでの経緯を簡単に
おしえてください
長野さん かなり前から就職活動をとても頑張っているのを近くでみていたので。
ひまつぶしの事務の仕事が忙しくなってきていて、彼らに手伝ってもらえると助かるなと思っていました。
スタッフやヘルパーさんが普段いますので、勤務中の支援もできますから。
うまくいくかどうかの不安は多少あったのですが、今では本当に戦力になってくれていて、助かっています。
レッド 宮坂さんの就職が決まったとのことですが、
それに関してひまつぶしが関わったことについておしえてください。
長野さん 利用者さんのご家族から、障がい者枠でのお仕事の話がひまつぶしにあり、
宮坂くんを含めた何人かに紹介させていただきました。
レッド ひまつぶしだけでなく、このようなことにとりくめる場所がたくさんあるといいですよね。
長野さん そうですね。能力やできることがたくさんあっても、できないこともあるので
勤務先の支援が必要になってくるのですが、普通の勤務先にはそれが難しいんですよね。
障害者支援の事業所なら設備もバリアフリーになっているし、支援体制もあるので
そこに雇用の場はありそうですよね。
レッド 実際にどのように働いているか見学することはできますか
長野さん はい。ぜひ見に来てください。
~レッドです。
実はいろぷろじぇくとは長野さんとお話しするなかで何かできないかと立ち上げたサイトです。。
レッドは車いすの方は通勤が大変だから在宅のお仕事をなんとかできないかと安易に考えていたのですが
現場で長く支えてきている長野さんの考えは違っていたのですよね。
少しでも家から出て、きちんと仕事をしてそれにみあった金額のお給料をもらえるようにしたいとよく話していらっしゃいました。
こうして実現していくまでにはいろいろ問題もあったとは思いますが
実際のお二人が生き生きと働いていらっしゃるのをみると、とてもうれしく思います。
いろぷろじぇくとができることは、こういった話をできるだけたくさんの方に知っていただけるようにすることです。
障がいのある方の雇用の場はもしかしたら身近にもっとあるかもしれません。
ちょっとしたアイデアで障がいのある人が生き生きと働く場を得られるとしたらステキです。
このような取り組みが少しでも増えていくといいなと思っています。