村上健一さん④

こんにちは。イエローです。村上さんの記事も これで4回
はお読みいただけましたでしょうか。
外に出ることで世界をひろげ、失敗から学び工夫をし、
あきらめないことで、夢を実現してきている村上さん。

今回は 村上さんの余暇を中心に ご紹介したいと思います。

~村上さんの普段の生活について少しお聞きしたいんですが。
 趣味とか・・・

初めて親以外の人と外に出かけたのは 小学4年生の頃だったかな。
学校の友達が車椅子を押して、
家から少し離れた商店街まで僕を連れ出してくれたんです。
僕は 100円玉を1個を持っていたんですが、
1本40円のヤキトリを2本買って、
友達と一本づつ食べたんですよね。
遠くまで来れたことが嬉しくて、
僕はこの時、「車椅子を押してもらえれば、
親と一緒じゃなくても出かけられるんだ」と思ったのを覚えています。
後で聞いた話ですが、母は心配で、僕たちの後ろからずっとついてきて、
全部見ていた、と言っていました。

人と関わること、おしゃべりが好きです。
ヘルパーや友人などと一緒に出かけることもありますが、
電動車いすで電車を使って、どこにでも行きますよ。
写真が好きなので、出先で写真を撮るのが楽しいんです。

~一人で行かれるんですか?

はい、ひとりです。
美術館で絵を見たりすることが好きなんですが、
ヘルパーさんと一緒だと僕が見ている間待ってなきゃなんないでしょ。
だからひとりで行くことが多いです。

~ほかにはどんなところへ?

江ノ島、鎌倉方面、浅草、上野動物園なんかに
行ったことがあります。
出先で 周りの人に介助を頼みながらかかわるのが楽しいです。

地元の人とふれあって、
気軽に声をかけてもらったりすることも多いんですが
たまに、自分に元気がないときは、
人にものを頼んだりできないときがあるんですよね。
江ノ島に行った時は 喉がからっからに渇いてどうしようも無くて、
大変な思いをしました。
なんとか頑張ってようやく駅までたどりついて駅員さんに
「水を飲ませてください」と頼んだことがありました。
~村上さんのブログにサーフィンの写真がありましたが・・・

僕が27~8歳の頃かな?
弟の勧めですね。
弟が、サーフィンをやってて。
ロングボードとかだったら
そこに寝てればできるんじゃないかって
思ったんでしょうね。

仲間に、障害で車いすの兄がいることを伝えたら
「連れてこいよ」ということになったみたいです。

でも…。大変でしたよ~。
何度も海に落ちて、そのたびに引き上げてもらって・・・。
なかなかボードの上に乗ることができなくて。
朝から始めて、夕方まで。
最後にやっと、乗れるようになったんですけど、
みんな本当に喜んでくれました。
周りで見ていた知らない人とかも
感動して拍手をしてくれました。

  

今回はここまでです。

村上さんが一人で外出したり、サーフィンに挑戦するなど、
行動的なことにイエローは驚きました。

次回は 村上さんが今までに経験した旅行のことをご紹介します。


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