赤い屋根・小野浩さん③

ただ、毎年利用者が増えていくんです。
必ず2、3人新しいメンバーがはいってきています。
赤い屋根を希望し、赤い屋根の仕事が適切であれば
働いていただくんですが
もうすでに定員は超えているんですね。
おととし、48人まで行ったときに、満杯だし、
工賃を払い続けられなくなってきたんですね。
それで、玉川学園に第2赤い屋根を開設しました。
それで38人まで減ったのですが、
また今42名になってしまいました。
来年もまた希望者があるので、
次の展開を考えなくてはならなくなっています。
次の展開を考えるにしても、問題は仕事ですよね。

ウィズ町田の中でも、
なないろと赤い屋根で3店舗豆腐やさんをやっていますから、
これ以上豆腐やさんを増やすというのはちょっと難しいので、
何か考えないといけないんですよね。

町田の丘と特別支援学級のこどもたちは、
今の小・中・高あわせて700人、
これから12年のうちにその子たちが今後社会に出てくるわけですから
一般就労する割合が増えてきているとはいっても、
地域で働く場を整備していかないと行き場がないですよね。

赤い屋根の適正規模は30名くらいだと思うんですね。
かといって、
新しいメンバーを受け入れないということではないんですが。
ですから、次の展開を考えないといけない。
でも、そのときに良質な仕事を選びたいと思っています。
どれだけ障害が重い人でも、金銭の価値がわからないひとでも
お給料日は皆楽しみなんですよ。
お給料日が楽しみな人は働くべきなんです。
だから、そういう意味でももっと良質な仕事を確保したいんです。

~赤い屋根と第2赤い屋根の人数をおしえてください。

今42です。第2は19です。

~第1と第2の仕事の違いはあるんですか

基本的には同じです。9時半から3時半。
第2は自力通所です。
第2は店舗販売で引き売りもしています。
土曜も営業しています。
第2は製造と販売に全員が入って動いていますが、
第1は42人中製造に入っているのは10人くらいです。
そのほかの人は配達、宅配、出張販売、
中で紙漉きで、保冷剤などの資材を作る仕事をしている人もいます。

~赤い屋根の送迎はどのようになっていますか。


全部で6コースです。
送迎は無料です。
相原は行ってないです。一番遠いところは南成瀬です。
送迎の利用者は25人です。

~赤い屋根はお昼はどうなっていますか

全員給食です。
職員がつくっています。
一食230円です。

④へつづく


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